相続した空き家の管理方法は?デメリットや解決策も解説

相続した空き家の管理方法は?デメリットや解決策も解説

相続した不動産が空き家になった場合、何から管理を始めればよいのか、放置するとどうなるのかと悩んでいませんか。
空き家は人が住まなくなると傷みが進みやすく、管理を後回しにすると、建物の劣化や近隣への迷惑、思わぬ費用負担につながることがあります。
本記事では、相続した空き家の基本的な管理方法にくわえ、放置によるリスクや特定空家の注意点、解体や譲渡、売却といった解決策について解説します。
空き家を相続する予定があり、早めに備えておきたい方は、ぜひご参考になさってくださいね。

相続した空き家を守る管理方法

相続した空き家を守る管理方法

相続した空き家の状態を保つためには、定期的な管理方法からおさえる必要があります。
まずは、空き家維持に欠かせない換気や通水、掃除について解説していきます。

カビを防ぐ換気

空き家は、人の出入りがないぶん空気がこもりやすいため、湿気をためないよう月に1回を目安に換気しておきましょう。
換気をする際は、窓や雨戸にくわえて、押し入れや浴室、トイレの扉も開けて、家の中に風を通すことが大切です。
その際は、対角線上の2か所以上を開けて、空気の通り道をつくると効率よく進めやすくなります。
風が弱い日は、片方の窓を小さく、もう片方を大きく開け、扇風機を外向きに置く方法も役立ちます。
ただし、雨の日は湿気を取り込みやすいため長時間窓を開けすぎず、換気扇も活用しながら進めると良いでしょう。

悪臭を防ぐ通水作業

通水は、排水口にたまる水を保ち、下水のにおいや害虫の侵入を防ぐために大切な作業です。
水を長く流さないままにすると、配管の傷みや漏水につながるおそれもあるため、月に1回を目安に進めておきましょう。
作業を始める際は、キッチンや洗面所、浴室などの蛇口を順に開けていきます。
1か所につき3分~5分ほど水を流し、トイレも数回流して封水を入れ替えることが大切です。
その際は、蛇口まわりの劣化や水漏れの有無もあわせて見ておくと、早めの点検につなげやすくなります。
寒い地域や冬場は水道管の凍結にも気をつけながら、事前に水抜きの方法も確認しておきましょう。

室内外の掃除と手順

掃除は見た目を整えるだけでなく、建物の傷みや異変に早く気づくためにも大切です。
室内では、ホコリが湿気を含んでカビの原因になりやすいため、高い場所から順に掃除していきましょう。
たとえば、カーテンレールや棚の上を先にはたきで整え、そのあとに床をほうきや掃除機で仕上げると進めやすくなります。
あわせて、フローリングワイパーや乾いた雑巾を用意しておくと、細かなホコリも取り除きやすくなります。
屋外では、雑草の処理や排水溝の詰まり確認をしておくと、雨漏りや害虫の発生を防ぎやすくなるでしょう。
また、郵便ポストの中も空にしてきれいにしておくと、きちんと管理されている印象を保ちやすくなります。

空き家を放置することで起こるデメリット

空き家を放置することで起こるデメリット

前章では、基本的な管理方法について述べましたが、遠方などで管理を続けるのは大変ですよね。
ここでは、空き家を放置することで生じるリスクや、特定空家指定のデメリットについて解説します。

防犯・防災のリスク

人の出入りがない空き家は、郵便物のたまり具合や庭の荒れた様子から、管理が行き届いていないと見られやすくなります。
そのため、不審者の侵入や敷地の無断使用といった、防犯面の不安が高まりやすくなります。
また、異常に気づくのが遅れると、小さな不具合が火災など、大きな事故につながることもあるため注意が必要です。
さらに、屋根や外壁の傷みを放置すると、強風や地震の際に部材が落下するおそれも出てきます。
空き家の所有者には、周囲に配慮しながら建物を適切に管理していく責任があります。
こうしたトラブルを防ぐためにも、定期的に見回りをおこなうことが大切です。

特定空家指定と費用

管理が不十分な状態が続く空き家は、周辺への影響が大きいと判断されると、特定空家として扱われることがあります。
はじめは自治体から助言や指導がおこなわれますが、改善されないままだと勧告や命令へと進む場合があります。
さらに放置すると、行政が所有者に代わって対応する、行政代執行がおこなわれることもあるため注意が必要です。
その場合、かかった費用は所有者が負担するため、経済的な負担が重くなってしまいます。
こうした事態を防ぐには、自治体からの通知が届いた時点で内容を確認し、早めに相談することが大切です。
日頃から管理の方針を決めておくことで、必要な対応にも落ち着いて進めやすくなります。

資産価値の低下問題

空き家は放置する期間が長くなるほど、湿気や汚れの影響で設備や建物の傷みが進みやすくなります。
その結果、将来売却や賃貸活用を考えた際に、清掃や修繕の手間と費用が増え、活用の幅も狭まりやすくなってしまいます。
また、気をつけたいのは建物の中だけではなく、庭木や雑草など外まわりの管理も同じです。
手入れが行き届かない状態が続くと、落ち葉の飛散などでご近所に迷惑がかかることもあります。
資産価値と周辺環境を守るためにも、見回りや清掃を続けていくことが大切です。

空き家を放置しないための解決策

空き家を放置しないための解決策

ここまで、空き家放置のリスクを解説しましたが、手放すための解決策もおさえておきましょう。
最後に、解体や譲渡、売却といった空き家の放置を防ぐ解決策について、解説していきます。

老朽化前の解体費用

老朽化が進む前に解体を検討すると、倒壊の危険や余分な修繕費が増える前に、土地の整理を進めやすくなります。
建物の傷みが大きくなるほど、工事の負担も増えやすいため、早めに判断しておくことが大切です。
解体費用の目安は、木造住宅で1坪あたり3万円~5万円前後とされています。
ただし、ブロック塀や庭木の撤去が必要な場合は追加費用がかかることもあるため、事前に費用の内訳を確認しておきましょう。
また、自治体によっては、老朽化した空き家の解体に補助制度を設けている場合があります。
申請には写真や見積もり書、登記事項証明書などが必要になることもあるため、着工前に条件と必要書類を確認しておくと良いでしょう。

親族や第三者へ譲渡

親族へ空き家を引き継ぐ方法には、贈与や遺贈があり、あらかじめ渡す相手や条件を整理しておくことが大切です。
贈与は生前に渡す方法で、贈与税や名義変更の手続きが関わるため、時期や負担を話し合っておくと進めやすくなります。
遺贈は遺言によって引き継ぐ方法で、受け取る方や持分を明確にしておくと、その後の手続きも進めやすくなるでしょう。
一方で、第三者に引き継ぐ場合は、売却だけでなく賃貸として活用する方法もあります。
賃貸化を選ぶ際は、修繕の範囲や管理方法、契約条件を事前に整えておくことが重要です。
どの方法でも税金や契約の確認が必要になるため、早めに専門家や不動産会社へ相談しておくと良いでしょう。

早期売却の流れとコツ

管理負担を減らしたい場合は、早めに売却を進めることで、固定資産税や維持費の負担を整理しやすくなります。
売却する際は、まず不動産会社に査定を依頼して、相場の目安を把握するところから始めましょう。
その後、媒介契約を結んで販売活動へ進み、内覧対応や条件調整を重ねながら売買契約を目指します。
契約後は、残代金の受領と建物の引渡しへと進めていく流れです。
売却を進めやすくするには、建物の状態や境界の情報を早めに整理し、必要書類もそろえておくことが大切です。
あわせて、相続登記や残置物の整理を先送りにしないことが、スムーズな売却につながります。

まとめ

相続した空き家の劣化を防いで良好な状態を保つには、月に1回ほどの換気や通水、室内外の掃除を続けることが大切です。
建物を長く放置すると、防犯や防災のリスクが高まるだけでなく、特定空家に指定されて、費用負担や資産価値の低下を招くおそれがあります。
管理負担を減らして放置の危険を避けるためにも、状況に応じて解体や親族への譲渡、不動産会社を通じた早期売却を検討すると良いでしょう。

不動産売却買取専門店ミヤウチ住センターの写真

不動産売却買取専門店ミヤウチ住センター

大阪市・藤井寺市・羽曳野市の不動産売却は不動産売却買取専門店ミヤウチ住センターにお任せください。
地域に密着して60年、取引実績3,800件以上の経験と信頼でお客様に寄り添った提案をいたします。

■強み
・信頼と実績
・広告効果・広告量最大化の工夫
・売主様に合わせたご提案

■事業
・仲介売却
・買取
・売買物件