不動産買取と仲介の流れはどう違う?選び方や手続きのポイントも紹介

不動産売却の基礎

宮宇地  秀樹

筆者 宮宇地  秀樹

不動産キャリア16年

藤井寺市出身。不動産キャリア18年以上、累計相談実績3,850件以上・年間600件超の実績を持つ地元専門家。公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)・宅地建物取引士・二級建築士など5資格を保有。相続・売却・住み替えまで、地元目線で一人ひとりに最適な提案を行っています。どんなお悩みでもまずはお気軽にご相談ください。

不動産を売却する際、「買取」と「仲介」のどちらを選べばよいのか、迷われていませんか。不動産売却には、手続きの流れや負担、リスクにも大きな違いがあります。この記事では、不動産買取と仲介のそれぞれの基本的な流れや特徴、その違いによるメリットや注意点について、分かりやすく解説します。初めて売却を検討される方でもご安心いただける内容ですので、ぜひ参考になさってください。

不動産買取と仲介、それぞれの基本的な手続きの流れ(買取と仲介の流れの全体像を把握したい方へ)

不動産の売却には「買取」と「仲介」の二つの主な方法があり、それぞれ手続きの流れに違いがあります。以下に、分かりやすく整理してご説明します。

種類 主なステップ 特徴
買取 査定依頼 → 査定・条件調整 → 売買契約 → 決済・引き渡し 不動産会社が直接購入するため、手続きが簡潔で迅速です
仲介 査定依頼 → 媒介契約 → 売却活動 → 申込・交渉 → 売買契約 → 引き渡し 一般の買主を探すため、時間や手続きが多くなる傾向です

まず「買取」の手続きの流れですが、不動産会社に査定を依頼し、査定額や条件をすり合わせたうえで売買契約を結びます。その後、決済と引き渡しを経て完了します。この方法はスピーディーに売却を進められる点がメリットです 。

一方、「仲介」の手続きは、査定依頼から始まり、不動産会社との媒介契約を締結します。媒介契約には、一般媒介・専任媒介・専属専任媒介などの形態があり、契約形態によって条件や期間が異なります 。その後、売却活動を経て、買主が現れたら申込や交渉を行い、売買契約、さらに引き渡しという流れになります 。

両者の流れの違いは、手続きのステップ数だけでなく、期間や負担にも影響します。買取はシンプルで、早ければ数日から1ヶ月程度で現金化できる場合が多いです 。仲介の場合は、買主が見つかるまでに数ヶ月を要することもあり、全体で5〜6カ月程度かかるのが一般的です 。

比較すると、買取は工程が少なく、手続きの負担や時間をできるだけ軽減したい方に向いています。一方、仲介は多くのステップを経ますが、相場に近い価格での売却を目指したい方には適した方法です。

スピード重視なら買取、価格重視なら仲介–流れの違いがもたらす効果

不動産を早く現金化したい方には「買取」が適しています。買取は不動産会社が直接買主になるため、売却の可否や価格提示が迅速で、内覧対応や買主探しの手間が不要です。そのため、最短で数日から数週間、通常1か月ほどで売却が成立し、入金・引き渡しまで完了します。状況によっては数日での完了も可能で、特に「すぐに現金化したい」方には非常に有効な選択肢です。

一方、仲介は個人の買主を探し、広告掲載や内覧対応を経て売却する流れです。そのため、成立までに時間がかかり、一般的には数か月、平均で3~6か月程度を要することが多いです。時間に余裕があり、できるだけ市場に近い価格で売却したい方には適した方法です。

以下の表には、それぞれの流れがもたらす効果を整理しています。

観点買取仲介
売却までの期間最短数日~1か月程度で完了しやすい買主探しが必要で3~6か月程度かかることが多い
売却価格市場相場より安く(約7~8割)なる傾向相場に近い価格で売れる可能性が高い
手間・負担内覧・広告などの対応が不要で負担が少ない広告掲載や内覧調整など、負担が大きくなる

ご自身のスケジュールや資金計画によって、どちらの方法がより合っているかを判断することが大切です。時間を最優先するなら「買取」、より高価格を目指すなら「仲介」と目的に応じて選んでいただくことで、より納得のいく売却につながります。

買取と仲介の流れにおけるリスクと責任の負担の違い

不動産売却において、「仲介」と「買取」では売却後に売主が負う責任の範囲に大きな違いがあります。

売却方法 契約不適合責任の負担 売却後の安心感
仲介 売主が一定期間、契約内容に適合しない不具合について責任を負う(契約不適合責任) リスクが残るが高値で売れる可能性
買取 不動産会社が買主となるため、契約不適合責任が免除されることが多い 引き渡し後の責任負担が軽く、安心して任せられる

仲介では、売却後でも買主から契約内容に沿わない不具合について「追完請求」や「代金減額」「損害賠償」などの責任を求められる可能性があります。特に、雨漏りのような問題を告知せずに売却した場合には、修理費や損害賠償を請求されるリスクがありますし、その不具合を故意に隠した場合には免責されない点にもご注意ください 。

一方、買取では不動産会社が買主となるため、契約不適合責任を免責する特約を付けることが一般的です。そのため、売却後に責任を追及されるリスクが大幅に軽減されます 。

こうした違いから、「手続きの後も安心したい」「売却後のトラブルを避けたい」とお考えの方にとって、不動産買取の流れはとても心強い選択肢となります。当社ではこうした安心感を最優先に、ご相談から売却に至るまで丁寧にサポートしておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

買取保証や即時買取など、流れの中で選べる柔軟な方法

不動産売却では、「即時買取」や「買取保証付き仲介」といった柔軟な方法を選ぶことで、売却のスピードや安心感を手に入れながら、自社へのご相談につなげやすい流れを作ることができます。

以下に、主要な2つの方法の流れを整理してご紹介いたします。

方法流れの概要特徴
即時買取①査定依頼 → ②即時買取額の提示 → ③売買契約 → ④入金・引き渡し(最短1〜2週間)迅速に現金化できる一方、市場価格の約70〜80%になる場合が多いです
買取保証付き仲介①査定依頼・買取保証申込み → ②媒介契約締結(専任媒介等) → ③売却活動(概ね3ヶ月) → ④期間内に買主が見つかれば仲介 → 見つからなければ保証価格で買取高値の可能性と売却保証を兼ね備え、スケジュールも立てやすくなります(買取時は仲介手数料不要)

まず「即時買取」は、不動産会社が直接買い取る方法で、売主さまの希望がまとまれば、最短で売却の手続きが完了し、迅速に現金化することが可能です。ただし、売却価格は市場相場よりやや低めになる傾向があり、目安としておおよそ市場価格の7割から8割となる場合が多い点にはご注意ください(例:1ヶ月以内に売却したい方向け)。

一方「買取保証付き仲介」は、まず通常の売却活動を行い、一定期間内(たいてい3ヶ月程度)に買主が見つかれば仲介で売却、見つからなければあらかじめ決めた保証価格で不動産会社が買い取る流れです。市場価格に近い金額で売り出しながら、期限内に確実に現金化できる安心感が得られます。契約時には、仲介の契約形態(専属専任媒介契約や専任媒介契約など)や保証価格、買取時の責任の免責などをしっかり確認することが重要です。

このように、即時買取と買取保証付き仲介は、売却のスピードと確実性という異なる特長があります。お客様の資金計画やスケジュール、売却に対するご希望に応じて、最適な流れをご案内いたします。当社では、それぞれの方法に対応する体制を整えておりますので、お気軽にご相談ください。

まとめ

不動産の売却には「買取」と「仲介」という二つの方法があり、それぞれ手続きの流れや所要期間、責任の範囲が異なります。買取はスピード重視で現金化が早く、手続きの負担も比較的軽い一方、仲介は適正な価格で売却しやすい特徴があります。また、責任負担の有無や柔軟な売却方法を選ぶことで、ご自身の事情に合った売却方法を選択できます。まずは自分に合った流れをしっかり理解し、安心してお問い合わせいただくことが、満足のいく不動産売却への第一歩です。

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